工場倉庫

　工場倉庫に限った事ではないですが、その土地や建物を使用している人と大家さんという関係性の場合と使用者と所有者が同一の場合があります。前者の場合、要するに賃貸中だったら、月額賃料を支払い使っているという事になります。

　八潮市内では工場倉庫の需要がありますので、準工業地域・工業地域・工業専用地域であっても住居系と類似するような価格になることがあります。※単価が近しいということです。

　但し、賃貸中の場合には購入者本人が使用できるのではなく、購入前から使用している賃借人が使用する権利があります。つまりオーナーチェンジ物件（大家さんになる事）としての選択肢しかありません。

　工場倉庫を賃貸中のオーナー様が売却をする場合は相場よりも安くなるケースの方が多い事に注意しましょう。利回り良い事業用物件は早々ないでしょう。

　特に工場倉庫になりますとアパートや貸家とは違い１棟あたりの規模が大きくなり、それに伴って価格が大きくなるため、借り入れをした場合の返済額が高い上に維持保全に費用がかかりますと実入りがないどころか懐から持ち出しをしなければならないこともあります。ましてやそれだけ費用をかけたのにも関わらず、借りる方がいなければ大きな損失となります。

　不安要素を綴ってきましたが、直近の不動産市場（工場倉庫の売却事例）をみますと上昇していると感じざる得ない部分が多々ありますので、売却のタイミングは令和５年中に行う事をオススメします。