大家さんが自分で賃貸物件を管理する場合の業務内容📝

賃貸経営を始めようとお考えの大家さんの中には、最初から不動産会社に管理委託をするのではなく、まずは自分で管理をしてみよう！とお考えの方も少なくありません。
ですが、初めての賃貸経営の場合、管理といっても具体的には何をすればいいの？とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
今回は、賃貸物件を大家さんが自主管理する場合、どのような管理を行えばいいのかを簡単にご説明致します。

🌼大家さんが行う主な管理業務🌼
・入居者の募集
・賃貸契約の締結
・家賃の入金管理
・未収（滞納）家賃の督促
・入居者からのクレーム対応
・退去時の立会～敷金等清算

・建物の共有部分の清掃
・共有部分の設備の点検／交換
・室内設備の修理／交換
・退去後の原状回復

🌼自主管理で気を付けたい部分🌼
～家賃の入金管理／未収（滞納）家賃の督促～
不動産会社へ管理委託している場合は、管理会社が借主から家賃を徴収し、決められた日までに大家さんへ送金を行いますが、自主管理を行う場合には自分自身で家賃を徴収する必要があります。
大家さんによっては、現金の手渡しで家賃を受領する方もいますが、近年は口座振込でお支払いするケースがほとんどです。
口座振込で家賃を徴収する場合、重要なことは【毎月必ず通帳を記帳する】ということです。
管理委託をして居る場合には、家賃の滞納が発生した際にすぐに気付き管理会社から借主へ滞納家賃の督促を行うことができますが、自主管理を行う場合、通帳の記帳を忘れてしまうと滞納に気付かなかったり、気づいた時には既に数カ月分滞納しているなんて事も少なくありません。
近年ではスマートホンやパソコンからも入出金の確認が行えるため、自主管理される大家さんは金融機関へ相談し、ネットやアプリを利用するのもオススメです。

～入居者からのクレーム対応～
不動産会社へ管理委託している場合、入居者からのクレームや相談などの連絡があった場合、管理会社が窓口となり対応が可能ですが、自主管理の場合は入居者から大家さんへ直接連絡がきます。
水漏れなどのトラブルが発生した場合には、すぐに連絡がとれないと被害が拡大する可能性もあるため自主管理する場合には必ず連絡が取れる携帯電話の番号を伝えた方がいいでしょう。

💬入居者からの相談／クレームの一例
・隣の部屋もしくは上階の住人の足音や生活音に対するクレーム
・ペットの鳴き声に対するクレーム
・夜間の会話や電話の話し声に対するクレーム
・深夜に敷地内に人が集まって騒いでいる
・共用部分に私物を置いて通行の妨げになっている事に対する相談
・ゴミ出しのルールを守らない人の相談
・設備の不具合に関する相談

不動産会社へ管理委託をお願いする場合、管理費用が発生します。
自主管理を行うことで、毎月の支出を抑える事が可能になる一方、家賃管理から入居者の対応、業者の手配など全て大家さん自身で行う手間もあります。
不動産会社へ管理委託するにしても、自分で管理するにしても、それぞれメリット／デメリットが存在します。
自主管理を行う場合、自分自身の労働力もタダではありませんので、費用対効果を考える事も大切になります。

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