不動産の任意売却　競売！

任意売却について

不動産の売買の種類はいくつかございますが、その中の任意売却と競売についてお話致します。一般的には売りたい不動産があれば、不動産屋さんに赴き金額を決めて売り出しをしますが、任意売却についてもほとんど同じです。異なる部分は住宅ローンや税金等の滞納によって差押えになり、売らなければならない状況だという事です。

　債権者との交渉が必要不可欠になります。債権者とはお金を貸している銀行の保証会社だったり、税金を滞納している行政や税務署がそれにあたります。差押えを行う場合にも費用がかかる為、債務者はその費用まで請求される場合があります。

競売物件について

任意売却との違いについては、主に裁判所の執行官が主体で行います。売買の方法も入札方式となり一番高い札を入れた方が購入できる仕組みです。但し、気を付けなければならないのが、建物の詳しい状況がわかりづらい点や賃貸で借りて住んでいる方がいた場合には退去させなければ購入した方の希望通りにはなりません。法律上では競売で入札購入された物件に住んでいる方は６ヶ月以内に退去する必要があります。しかし、ある条件の元では適用されませんので注意が必要です。

債務の消滅について

通常ですと、不動産を購入した際に借りた銀行にお金を返済する事が一番に優先されますが、税金等の滞納がお金を借り入れる前よりもさらに前だった場合は順番が逆転します。

競売になりますと、お手元にお金が残らないことが多いのでできる限り任意売却に進んでいけるよう心掛けましょう。