「貸倉庫」と「貸工場」🏭

インターネットで事業用の物件を探す場合、「貸倉庫」と「貸工場」に分けて物件が表示されます。

●「倉庫」と「工場」はどのように区別しているのか？
不動産登記法の「建物の種類」を確認すると、その建物がどのように分類されているか確認することが可能です。
登記簿謄本上では「倉庫」として分類されている建物であっても、工場として利用する事が可能な物件も御座います。

●軽作業を行う場合
保管している商品の簡単な検品や梱包作業を行う場合、貸主からの許可を得られれば貸倉庫であっても軽作業を行うことが出来る場合があります。
物件によっては軽作業が行えない倉庫もあるため、必ず事前に貸主へ詳細を説明し、契約後のトラブルを防ぎましょう。

●「倉庫」と「工場」を併用する場合
登記簿謄本上が「倉庫」の建物を倉庫・工場として使用する場合、用途地域によりますが倉庫面積の何％までは作業スペースで使用しても良いという決まりがあります。
決まりに対応した使用方法であれば、倉庫兼工場として使用する事を許可してもらえる場合があるため、相談してみるのも良いかもしれません。

倉庫・工場に限らず、「作業所」や「工場」として利用したい場合には、周辺環境の確認も大事になります。
建物の周辺に住宅がある場合、工場特有の音や臭いにより、近隣からクレームを受ける可能性もあります。
また、お客様の業種や事業内容によっては行政等の許認可が必要になる場合もあります。
貸主から工場としての使用を許可してもらっても、行政からの許認可がおりなければその物件で稼働することができなくなってしまいます。

工場として物件を探している場合には上記の点に気を付けましょう。

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