建物を建てる上での基礎知識

今回は建物を建てる際に知っておきたい知識をご紹介します。

 

建物の屋根

建物の屋根には傾斜屋根と陸屋根があります。

 

傾斜屋根：傾きをもつ屋根です。傾斜により、雨水等を排水させます。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　瓦屋根

屋根の素材による傾斜屋根の分類→スレート屋根

　　　　　　　　　　　　　　　　金属屋根

 

 

陸屋根：水平または水平に近い傾き（１/５０程度の勾配）の屋根です。躯体（スラブ）に防水を施し、排水溝、配水管を設けます。

 

傾斜屋根【カラーベスト等】では、屋根表面の塗膜の劣化による、色あせ、錆び、表面温度の上昇などにより、屋根材の割れや漏水などが発生する場合があります。

 

陸屋根では、落ち葉やごみが雨樋や排水溝（ルーフドレイン）を塞いだりすると防水面を破損しかねず、漏水の原因になります。

 

外壁

建物外壁には、サイディング、タイル、モルタル塗り、コンクリート打ち放しがあります。

 

サイディング

壁材（木・コンクリート）に板状の外装材（パネル）を張り付けた外壁です。サイディングの素材には、アルミ、スチール、セメントなどがあります。

 

タイル

壁材（木・コンクリート）の表面にタイルを張り付けた外壁です。アルミ下地に乾式タイルを張り付ける工法もあります。

 

モルタル塗り

壁材の表面にモルタルを塗り、表面に吹き付け材等の塗装得御施した外壁です。

 

コンクリート打ち放し

コンクリートの外壁の上にモルタルを塗らずに仕上げを行います。耐水性等の向上のために撥水材を塗装するのが一般的です。

 

防水

防水の種類

建物においては、雨水などの自ら守られている事が、そこで生活する上での基本的な機能となります。建物を防水するための方策としては、メンブレン防水とシーリング防水があります。

 

 

主にメンブレン防水は屋上で使われます。素材はアスファルトやシート、塗膜素材が使われます。

 

シーリングはコンクリートの打ち継ぎ部・目地部、接合部等に使い、線上に防水を行う工法の総称です。

 

防水には、室内を水漏れから防ぐことに加え、建物構造の劣化を防ぐ目的もあります。