所有している建物の「貯水槽」には管理義務があります！

ビルやアパートなどの建物では、水道管から給水された水をいったん受水槽にため、これをポンプで屋上などにある高置水槽などに汲み上げてから各家庭のみなさんに供給しています。
この受水槽、高置水槽等の設備を一般的に貯水槽といいます。
このような貯水槽では、管理が十分でないと水道の水が汚れる場合があります。
法律等の改正によって、平成15年4月1日からすべての貯水槽の管理責任が明確になり、受水槽から先の水の管理は、貯水槽設置者の責任となりました。

飲用水を安心して利用するためには貯水槽は、1年以内に1回清掃するなど適切に管理してください。

●次の項目について、定期的に点検し、異常があった場合には、施設の補修等を行いましょう。
１．貯水槽の周囲は清潔で、汚染の原因となるものは置いていませんか。
２．貯水槽のひび割れ、漏水はありませんか。
３．貯水槽内に沈殿物や浮遊物はありませんか。
４．貯水槽のふたは防水密閉型できちんと鍵がかかっていますか。
５．オーバーフロー管や通気管の防虫網に異常はありませんか。
※水の汚染に気づいたときは、ただちに給水を停止し、その水を飲まないよう居住者への周知徹底を行いましょう

貯水槽設置後（建物建築後）、20～30年が経過すると貯水槽周辺配管及び建物内配管の経年劣化により配管内のサビによる赤水や漏水が発生する場合があります。
点検の結果、経年劣化が確認できた場合は、配管の取替を行う等適正な管理を心掛けましょう。

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