📰「相続土地国庫帰属制度」群馬県内では相談数３００件超

相続を受けた不要な土地を国に引き取ってもらう「相続土地国庫帰属制度」が、４月にスタートしました。
群馬県内を管轄する前橋地方法務局（前橋市）には相談が相次いでおり、制度開始前の２月下旬から８月末までに延べ３０３件寄せられ、申請も３９件（いずれも速報値）あった。

４月２７日に制度がスタートすると、同法務局には「自分の代で土地を処分したい」「県外に暮らしており、県内の宅地や田畑を引き取ってほしい」などと、制度に関する相談が毎日のように寄せられている。
同法務局によると、申請のあった３９件のうち、８割が田畑に関するものだった。

申請があると、法務局は書面や土地を調査し、要件をクリアすれば承認する。
承認後に負担金が必要となり、宅地は原則２０万円、森林は面積次第で１００万円を超えることもある。

ただ、要件は〈１〉空き家などの建物がない
〈２〉土壌汚染や埋設物がない
〈３〉隣地との境界が明確
〈４〉担保権などが設定されていないなどと厳しめだ。
同法務局は、トラブルを防ぎ、管理費が過度にかからないようにするためだとする。
審査では、隣地との境界の確認で手こずるケースが多いという。

引用：Yahoo!ニュースより